俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 5
読了。
面白かったです。

例の如く、ネタバレ注意で。



四巻から、大分シリアス成分が高まってきたのうコメ。
今回も終盤はかなりのシリアス展開で読んでいて手に汗握りました。
あれ、ギャグ何処いったの?
……いいえ、だいじょぶ。ギャグもしっかりありますw

ただ、少し寂しいのは、四巻から、
「柔風小凪」「箱庭ゆらぎ」「麗華堂絢女」
の三者が全く登場していない事ですね……
次の六巻では是非とも活躍の場を作って欲しいところですが、
物語の進行状況からして大分厳しいか。

今回の大まかな流れとしては……以下の通り。
主人公へ抱く好意に気付いた、
「ショコラ」「雪平ふらの」「遊王子謳歌」
の三人との絡みを描いていき、最終的に三人と夏の夜祭デート、という形。

読んでいて楽しめたのは、ショコラのデレっぷりですねw
主人公好きすぎて、雪平と遊王子にやきもち妬いちゃうショコラめっちゃ可愛いですw

やきもち妬きすぎて、以下のような書置きを残していくショコラさん。

《さがさないでください……奏さんのばか》

けど、その紙の裏側にも何かが書いてある事に気付く主人公。
気になってそれをめくってみると。

《でもほんとうはさがしてほしいです……しょうてんがいあたりを》

いやあ、可愛いですねwww


あと、印象的だったのは――やはり、ラストのシーン。
これを語るには、まず今回のミッションから書いておかねば……

《今から選択肢に対して十回の『拒否権』が発生する。それを使い切らずに残す事 期限七月三十一日》

拒否権があるからなのか、出現する脳内選択肢はいつもより最悪なものが多く、

【選べ ①佐藤(クラスの男子)とディープキス ②召喚された大子さんとディープキス】

とか、逃げの一手が少ない形。
本編の主人公は即行で拒否権使ってましたw当たり前w

でも、もしもの話では……
佐藤とのディープキスでホモに目覚めた主人公と、
大子さんとのディープキスで、心に深い傷を負ってしまった主人公が描写されてましたw

すみません、少し脱線しましたね……

で、話を元に戻しますと、物語終盤、残りの拒否権が一回の状態で以下の選択肢が出現したわけです。
(※残り一回の拒否権を使ってしまったら、ミッション失敗で……ずっと脳内選択肢と共に生きていかねばならない)

【選べ ①ショコラを好きになる ②謳歌を好きになる ③ふらのを好きになる】

今までに出現した選択肢で、主人公が拒否権を行使してスルーしてきたものの中から……
主人公が最も選びたくなかった(ここ重要)選択肢を再度持ってくるという、第三の神の鬼畜手段。

ここでの主人公の葛藤と、三人の女の子との絡みが、素晴らしかったです。

以下、主人公の葛藤の一部を抜粋。

選んでしまえば、記憶はそのまま……つまり、この三人の内の誰かに、偽りの感情を抱いたまま生きていく事になる。
……ふざけんな。


あんた、主人公だよ……



次の六巻では、主人公が恋愛出来なくなった原因の女性が登場との事。
主人公の秘密が明かされるのか、とても楽しみです。

ちなみに、次の六巻で既刊全てですので、七巻の発売はもうちょっと先……なのかな?

何にせよ、読んだらまた書きますね。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索